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公立高校入試問題分析【社会】 担当:長谷川

長谷川殿下⑥

 

 

 

 

 

 

 

【問1】世界地理からの出題。略地図や表から各地域の自然環境、産業や人口構成の特色を捉えさせる問題。定番の時差に関する問題は、それほどひねったものではなく確実に得点しておきたいところ。

【問2】日本地理からの出題。表から白地図に書き込みをさせる問題、地形図の読み取りなど、例年通りの出題であった。また、今年も歴史分野を複合させた地理・歴史融合の問題もあったが、基礎的なレベル、決して難しくはない。

【問3】古代から近世までの歴史からの出題。カードを用いた出題形式は例年通り。(エ)の問題文が「古事記」と判断できない受験生にとっては難しいと感じる内容であったかもしれない。また、(オ)の江戸時代の出来事にまつわる問題もやや苦戦を強いられた受験生も多かったのではかなろうか。

【問4】近現代史からの出題。単純な年表ではなく、鉄道史を絡めた年表というのが受験生を若干戸惑わせたかもしれないが、出題内容は極めてオーソドックス。この問4で初めて、差がつくと思われる資料活用の論述問題が登場したが、「農地改革」の内容とその目的を理解している受験生にとっては、取り組みやすい問題であったと言える。

【問5】公民分野からの出題。短文による記述も、権力(三権)分立の目的という、基礎的な内容であったため、書けた受験生も多かったのではなかろうか。また、歴史・公民融合問題もあったが、これも基礎的な内容。この問5では確実に得点を重ねておきたい。

【問6】公民分野からの出題。「もち」と答えさせる問題があり、理科で深く落ち込んでしまうであろう受験生を想定して、最後に少し笑わせて元気づけるための「しかけ」かと思わせるほど。内容は問5同様にいずれも基礎的なものばかりだが、論述で差がつくと思われる。女性の社会進出というのがテーマで、教科書だけによらない、現代社会をみる「目」を養うことを常に心がけておきたい。

【総評】例年どおりの大問構成で、地理・歴史・公民、それぞれの分野からバランスよく出題。相変わらず問われている内容は比較的易しくても、正答に至るまでに「手間」のかかる問題が結構あったり、複数完答の選択問題も多かったり、「社会なんて覚えるだけでしょ」は通用しないことを再確認した新入試3年目であった。ただし、記述問題がやや減少したという点では、今年は若干の易化といえそうである。

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