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【2014学力検査分析】理科

【問1~問4】多分野からの小問集 特徴としては、3学年・4分野から幅広く出題されており、計算問題が増加した点である。特に問2(ウ)は質量%濃度の計算で難易度は高く、計算の手順によっては時間のロスに繋がる厄介な問題であった。その他の計算問題もワンクッションを挟むので容易い問題ではなかったと受験生は感じたであろう。

【問5】①図から実験の分析→②グラフの読み取り→③立式と数学的要素満載の問題であり、問題そのものは決して難問ではないが、関連分野において全ての理論が噛み合わないと立式まで辿り着けない物理の複合問題であった。特に実験3に関して、浮力は物体の質量ではなく、水中にある物体の体積に比例して働くことをしっかりと理解していないと足元を掬われてしまう。

【問6】化学分野の電池の仕組みですが、この問題は奥が深い。知識ではなく分析力が全てと言っても過言ではない。実験の意図を把握したうえで、イオン化傾向から電子のやり取りまで目に見えない原理をしっかりと理解していないとただ戸惑うばかりの素晴らしい観点から出題された良問である。 (エ)は実験的観察力を問う新傾向問題。

【問7】一度は目にしたことがあるであろうセロハンと消化前後の粒子の大きさに関する生物分野からの出題。(ウ)は、問6(エ)同様、実験的観察力を問う新傾向問題。

【問8】地震に関する地学分野からの出題で(イ)(エ)の計算問題のうち(エ)は三平方の定理を利用する比較的に珍しい問題。数学的要素を強く感じる出題であった。

【総評】全体的に知識力だけで解ける問題はほぼ皆無である。全学年、全範囲に対応できなければならず、広く浅くではなく、一歩踏み込んだ「考えさせられる」設問と数学的思考を要する設問が増加したことで昨年とは比較にならないくらい難易度が上がった。理科は範囲が広く、全範囲を網羅するのは至難の業である。不安な単元は早めに着手し、実験の意図から考察までしっかりと理解しておく必要がある。

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